この記事は
「ポケモンGO」についての記事です。
はじめに
リリース1周年を記念した様々なイベントが大盛況のうちに終了しました。
日本では横浜みなとみらいを舞台としたポケモンGOパークが開かれました。
8月9日から15日の間で200万人以上が訪れたそうです。
このイベントを振り返り、良くなかった点を洗い出し、地方での開催を想定して、ポケモンGOが地方活性に役立つか否かを検証してみます。
ポケモンGOパーク概要
期間は8月9日から15日間の7日間。
日本では出現しないバリヤードが出現し、アンノーンなどレアなポケモンも出現するというイベントでした。
初報では、赤レンガ倉庫とカップヌードルミュージアムの2か所で開催ということになっていましたが、実際には、みなとみらい全域でレアポケモンが出現することに。
但し、バリヤードだけは、上記2か所限定で出現していました。
時間帯にしても、午後6時までと設定されており、バリヤードは次巻通りの出現だったらしいですが、アンノーンなどは時間に関係なく出没。
また、イベント限定でポケストップやジムが設置され、イベントを大いに盛り上げる一助となっていました。
問題点
このイベントの問題点を洗い出します。
歩きスマホ
みなとみらい全域で歩きスマホをする人が多く出てしまいました。
警備員が呼びかけていても、歩きスマホを止めず、信号周辺や横断歩道の無い場所での歩行など、危ない面が確かにありました。
また、歩きスマホにイライラした男性が、歩きスマホをしている歩行者を蹴り飛ばすという事件もあったようです。
世界的に見ても、例えばハワイで歩きスマホを禁止する条例が施行されるなど、社会問題化しつつある歩きスマホ。
それを助長する動きは決して宜しくありません。
但し今回の問題は明確です。
みなとみらいという広い地域全域でレアポケモンが出るように設定されたことです。
初報通り、2会場限定でレアポケモンが出ていれば、この問題は起こらなかったのではないでしょうか。
少なくとも報道されるような大事にはならなかったはずです。
通信エラー
僕が見た限り、ソフトバンクの中継車が2台、ドコモが1台来ていました。
開場近辺ではエラーも少なかったものの、桜木町周辺では、アプリが立ち上がりさえしないことも。
また、立ち上がってもポケモンを取らえようとするとエラーになったりも。
アメリカでのリアルイベントの反省を踏まえて通信エラーが少なくなるよう善処してあったという記事も見かけましたが、まだまだ「実用」レベルでは無かったのではないかと。
折角レアポケモンを捕えたと思っても、エラーで無かった事にされる様ではガッカリなので。
僕のスマホキャリアはauなのですが、auのアンテナ車が発見できなかったのも残念でした。
路上駐車
警察が出動してまで、路上駐車ユーザーに注意を呼び掛けていた今回のイベント。
やはり路上駐車は多かったです。
ただでさえ渋滞で動きの鈍い道路状況に拍車をかける路上駐車は迷惑でしかありません。
みなとみらいは駐車場も少なく、また、高額ということもあって、路上に停車しつつ車内でポケGOをやっているユーザーが多かったようです。
これも歩きスマホと同じ問題で、エリアを限定していれば起きにくかったのかなと想像します。
真夜中のプレイ
初報では、午後6時までと時間制限があったレアポケモンの出現ですが、実際には18時を過ぎても出没していたようです。
その為、ネットの記事では、夜中のみなとみらいを子連れでポケGOしているユーザーもいたとかなんとか。
ただでさえ危ない歩きスマホを日の落ちた中でやるのは危険すぎます。
大きな事故も報告されていないのが幸いですが、これもまた今回の問題点として挙げざるを得ません。
開発側の技術力
今回目を見張ったのが、バリヤードの出現ポイント。
赤レンガパークとカップヌードルミュージアムの2か所限定でバリヤードが出現。
後半では、この2か所には、バリヤードしか出現しないなんてことも。
このように、周りにはバリヤードがうじゃうじゃ。
一斉にパントマイムする動きは、流石に鬱陶しかったですw
こんな状況にも関わらず、一歩エリア外に出ると、ぱったりと出現しなくなる。
これは凄い技術力です。
どんな狭いエリアでも限定的に、特定のポケモンを出現させたり、させなかったり出来る。
今回このようなことが出来ると分かった事は大きな収穫ではないでしょうか。
地方活性化は可能か?
今までも熊本にカビゴンを出したり、東北にラプラスを出していたポケモンGO。
今回と同レベルのイベントを地方で行うことは勿論可能でしょうし、それによる活性化は充分見込めると思います。
但し、今回の問題点を全てクリアする必要性があります。
先ず歩きスマホ。
ゲームをプレイしている人とそうじゃない人でエリアを分けてあげる必要性があり、かつ、交通事故が起きない様車の走らないエリアを作る必要性があります。
初報のように〇〇エリア限定でイベントを行うと予め決めておき、エリアを拡大しなければ、この問題は大方解決するはずです。
また、このようなことを出来る技術力がNiantic社側にあることが分かりました。
充分可能でしょう。
地方で開催するにあたり、例えば、ポケストップが少ないことが挙げられますが、これも、イベント限定という形で一時的に増やせることが分かっています。
路上駐車に関しては、車道から充分離れたエリアを設定すれば問題は無いはずです。
それでも路上駐車する人がいたら、警察が普通に取り締まるでしょう。
場所と時間を限定し、予め周知すること。
そして、通信エラーを起こさない十分な用意。
これさえ可能であれば、どの地方でも今回と同レベルの集客を見込めるのではないでしょうか。
決してみなとみらいという地理の優位だけでの成功とは思えません。
終わりに
第3世代投入まだ~