「とある科学の超電磁砲S」 20話:フェブリの前には友達想いの婚后さんが居るよ!!

この記事は

「とある科学の超電磁砲S」20話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

フェブリの真実が重かった

種明かし回。
あのロボットは、謎のクリスタル?に埋め込まれたプログラムだかで動いていたようですね。
麦野を襲ったのは、このクリスタル?のプログラムを強化するためだったようで。
で、若しかしたらフェブリの飴も、このクリスタル?と同様の物なのかな。

さてさて、フェブリ。
クローンかと思ってたのですが、似て非なる者だったみたいですね。
クローンは、生物の細胞を使って作成します。
ミサカ妹の場合は、美琴の体細胞を使って作成されてます。
このように、クローンは100%科学で作られている訳では無く、生物を基盤としてそこに科学・生物的技術を用いている訳ですが、フェブリはそうじゃないんでしょうね。
完全に無の状態から作られた存在。

確かにクローンならば、美琴同様元となった人間が居る筈で、そういうキャラが出てきてもおかしく無くて。
それが出て来ないとなれば、クローンじゃないと考えて然るべきでした。

なんだか重い設定ですね。
重いですが、きっと大丈夫ですわよ。
婚后光子がいるのですから。

婚后さんは友達想い

このシリーズの隠れたメインキャラが婚后の気がしてきました。
彼女は、友達というモノを非常に大切にする子です。
これまで友達らしい友達が作れず、美琴達に出会う事で、友達を作れた彼女。
誰よりも友達の有難味と大切さを知っているのです。

そんな子に今回もいっぱい出番がありました。
友達だからと美琴達を探し回り、危機を救い。
もう一方の友達に心配を掛けまいと、頭を下げてまで病院を辞する子。
去り際にはっきりと改めて言ってましたよね。
「フェブリちゃんは友達ですから」と。
予告でまで言ってました。
よっぽど大事なキーワードなのでしょう。

きっと、このシリーズも「友達」がテーマなんでしょうね。
100%完全なる人造物とでも友達となれるかどうかが試されている。

妹達を人間として見れるかどうかと本質的には同じテーマ。
フェブリを人として見れるか。
ちゃんとした友達になれるか。

それが問われている。
大丈夫。
婚后光子がいるのですから。

彼女ならば、どんな現実も受け入れた上できっとこう言う。
「わたくしたち、友達じゃありませんか」
って。

そう言ってくれる。誰よりも率先して。
美琴達全員の総意を胸を張って言ってくれると信じて。

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