この記事は
「とある科学の超電磁砲S」23話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
盛り上がってきた!!!!!!!
だーまーさーれーたー。
僕の持つハードディスクレコーダーの番組表で今回の放送に「終」マークが付いていて「え?23回という半端な回数で終わっちゃうの?もっと見たい〜」とか思ってたのに。
良かった。間違いで。
さてさて、超絶盛り上がってきたーーーーーーー!!!!!!!!!!
長井監督の盛り上げは個人的に超好み。
血が滾ってくる、熱い展開を魅せてくれて、今回のラストも次回最終回が楽しみで楽しみで仕方なくなる展開でした。
ちょっとだけ初春・佐天組に「だ、大丈夫なのだろうか?」と心配になりましたが…。
(初春が警備ロボを超絶テクニックで遠隔操作して何とかしちゃうのでしょうけれど)
で、ちょい冷静になって、思った事をつらつらと。
布束と美琴
原作で消息が不明のままフェードアウトしていた不遇の彼女。
あの後彼女がどうなったのかを描いてくれたこの長編は、それだけで僕得。
しかも描き方が良いですね。
まるで美琴じゃないですか。
1人で妹達を救おうともがいていたかつての美琴そのもの。
唯一美琴と布束の違いは、助けを求められる人間が周りにいたかどうか。
美琴には上条さんが居て、というか、上条さんのように「頼んでもいないのに助けてくれる人間」が居たからであって、そういう意味では全く一緒だったのかもしれない。
「自分から助けを求めない」スタンスを取っていた美琴は、友達が居ても状況的には布束と一緒ですしね。
だから正確には「自律的に助けてくれる人間」がいたかどうかですね。
布束にとって、美琴がそういう存在になっていました。
美琴にとっての上条さんを美琴自身がなった。
これって、面白いな〜と。
美琴について視点を移しますと、今回黒子達友人と想いを共有していましたよね。
その想いは、上条さんが標榜する理想と全く一緒で。
美琴はそれを「わたしの夢」と評していたように、美琴は完全に「上条さん」になったという事ですね!(笑
まあ、なんていうか、美琴がどれだけ上条さんを慕っているのかが見て取れるなと。
憧れで大好きな彼の信念を夢とし、彼が自分にしてくれたことを人にする。
美琴の事を「女上条さん」と呼んでいる人をネット上でたまに見かけますけれど、「ああ、成程」とw
まさに美琴はそう呼ばれてもおかしくない言動を取りますね。
STUDYが敗れた訳
どうやら「レベル6シフト計画」と争った経緯があるようですね。
学園の上層部にプレゼンして、予算を貰う為に争ったようで。
(作中では暗部としてましたけれど、まあ、学園上層部で間違いないと思うw)
多分ですけれど、有冨が冒頭で言っていた事が間違ってるんでしょうね。
「この町にとって、能力レベルだけが重要」
ある意味は真実だろうけれど、学園上層部にとっては、ニュアンスが違うのかな。
きっとレベル5までの能力者。
つまりは、現状の全生徒が実験対象であり、「価値の無い存在」。
学園の頂点に立つ7人のレベル5ですら、レベル0と対して変わらないんじゃないか。
だから、そんな「有象無象」を作り出そうとしているSTUDYの計画は負けた気がします。
上を、レベル6を見据えていないから、木原に馬鹿にされてしまった。
今までの敵と比べ、直接戦う事が無いSTUDY。
最も力の無い敵ですよね。
だから、どうしても小物臭がします。
STUDYの拭いきれない小物臭は、こういった部分からもしますね。
サンライズ!!
21話のエンディングの1枚です。(画像は拾いものです)
この時は意味が分からなかったのですが、夜明けを意味していたのかもなと。
フェブリは、美琴に出会った事で、夜(闇)から少しだけ夜が明けた。
太陽は下から昇るので、下から徐々に明るくなります。
このカットのように。
今回のエンディング。
美琴達仲間が手を結んだ事で、完全に夜は明けたのでしょうね。
黒が無くなりました。
次回予告。
同じ絵で、バックには晴れた空が描かれています。
オープニングで日の出が描かれている事からも、こういった意図を以て描かれた一連のカットなのかなと感じました。
終わりに
悲しい事に次回最終回。
でも、早く見たいという気持ちが強い。
俄然盛り上がってきた展開。
熱く、泣ける最終回になるであろうことも確信していて。
あああ楽しみ!!!!!!!!