はじめに
ねぇ。
前から疑問なんだけれど。
なんでペテルギウスのグッズが出てるのん?
あいつ当たり前な顔してメインキャラに混ざってグッズ化されてて、すげぇ謎。
無駄に声をイケボにしたのがいけなかったんじゃないのん?
今回もチラッと出てきて、本当に謎。
感想
第2章直後のエピソードらしい。
短編挟めるとしたらこの時期だからね。
唯一「誰も欠いてない時期」だから、まぁ、幸せな気分で見れるよね。
今回はパックの溜まったマナが暴走。
定期的に陥る「発魔期」のせいで、館周辺のみ(これはベアトリスが結界を張って冷気を封じ込めていたからで、実際はもっとメイザース領全域には及ぶんでしょうね)氷河期みたいに。
機転を利かせたスバルが雪まつりを提案して…。
短編集をまだ未読なので何とも言えないですが、発魔期って初出の設定ですよね?
これ、面白い設定ですね。
常に自然界のマナを取り込んでいるパックは、マナを使う=魔法を行使しなければ、オドの容量を超えて溢れ出ちゃうのは必然。
1章で使い切ってるのに、溢れ出る程溜まるのは早すぎないかなとは思いましたが(汗)
なにせよ、エミリアの今後を考えるとスバルのアイディアは本当にグッジョブなんですよ。
4章でしっかりと描かれる事ですが、エミリアとパックの絆の深さは相当です。
別れられない関係だし、エミリアにとってパックのかけた迷惑は自分のものでもある。
パックが発魔期で人々に迷惑をかければ、エミリアが申し訳ない気分になるんですよね。
それは今回もそうでしたから、今後もついてまわることです。
で、王選を勝ち抜くにせよ、敗退するにせよ、何れ彼女は世界から受け入れられるようになるはずです。
騎士スバルはその為にいるんですから、ここは必ずそうなるのでしょう。
すると、彼女が危険に晒される事も減るし、パックがエミリアを守る為に魔法を行使する機会も減る。
自然と発魔期は、定例イベントと化すことでしょう。
その度にエミリアは胸を痛めることになるのは、スバルとしても見過ごせませんよね。
スバルが元の世界のイベントを異世界に持ち込むのは既に定番になってます。
村にラジオタイソーを根付かせたように、今回の発魔期のお祭りも、今後根付いていくイベントとなるのでしょうね。
「人々への迷惑」が一転「笑顔にさせるイベント」に変わった。
スバルのお陰で。
重苦しいシリアスがあるからこそ、こういうほっこりとした日常エピソードも映えます。
1期で地獄のようなスバルの日常を見てきた僕らは、だからこそ、今回のエピソードの和やかな雰囲気を温かい気持ちで見れました。
ただ、エミリアにとっては重たい重たいことだったと思う。
ベア子も大好きなにぃーちゃが村の人々から責められてしまうようでは面白くないですよね。(そうならないように結界を張ったんでしょうし)
昔のように「エミリアとパックだけの世界」にはいられなくなって、彼女は世界に出てきました。
2人の時はなんでもなかったイベントも世界に出てきたら、人々の災いのもとになってしまった。
「周囲に迷惑をかける」ことに心を痛める優しい彼女にとっては、辛いイベントだったに違いないです。
そこをスバルがさり気なく救って、全く逆の意味を持つ「周りを笑顔にする」イベントに変えてくれた。
エミリアはどれだけ救われたのでしょうか。
ラストでスバルに向けた笑顔で察するのが筋なのかもなと思いました。
終わりに
何気にベア子のスバルに対する好感度も上がったイベントだった気がします。
にぃーちゃを救ってくれたので。
今後の展開(4章)を鑑みると、その点も今後に良い意味で作用するエピソードだったと言えそうですね。