この記事は
「週刊少年ジャンプ」最強ヒロイン決定戦という記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。
ジャンプ最強ヒロイン談義
最強のヒーローは誰かという論争ならば度々目にする事があります。
ジャンプヒーローであれば、大抵「とっても!ラッキーマン」のラッキーマンと「DRAGON BALL」の孫悟空の一騎打ちという感じかな。
でも、最強ヒロインとなると、あまり目にしません。
というか、そういうのに普段アンテナを張っていないので、僕が知らないだけの可能性が高いですが。
まあ、折角なのでジャンプ最強ヒロイン論議。
「論議」と言いつつ、考えて書いているのは僕一人ですので、言葉の意味合いからは外れてますが(汗
エントリー発表
先ずは、ヒロインの定義をしっかり決めておきたいですね。
ココを曖昧にしていると、例えば「DRAGON BALL」の人造人間18号が最強という結論で落ち着いてしまいますのでw
という事で、以下の条件を付帯させてみます。
1.主人公であること
2.正ヒロイン若しくはそれに極近い立場にいるキャラであること
3.以上2つの条件の内どちらかでも満たしている事
この条件のもと、僕の知る範囲の作品で考えてみます。
で、古い方から候補者を挙げてみます。
候補(01) 則巻アラレ from「Dr.SLUMP」
御存知めちゃんこつおい眼鏡っ子。
ガッちゃんズがアラレの言う通り女の子だったら、作中最強はガッちゃんだと思うのですが、彼ら(彼女ら?)は天使なので性別不明なんですよね。
よって、アラレがエントリー。
簡単に地球を割っちゃう等物凄く強いけれど、エネルギー切れ等の弱点も多い為、実は負ける事も多い。
候補(02) 槇村香 from「CITY HUNTER」
戦闘能力こそ高くは無いのですけれど、軽々と100tハンマーをぶん回す腕力がありますから(笑
まあ、ギャグ描写とはいえ、何となく参戦させたくなっちゃうキャラなのです。
海坊主仕込みのトラップ技術などもあり、実戦でもそこそこは活躍する戦うヒロインですね。
候補(03) 空条徐倫 from「ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン」
シリーズ初にして、今現在でも唯一の女性主人公。
完全なるバトル漫画の主人公という事で、当然エントリーさせるべきキャラかなと。
候補(04) マァム from「DRAGON QUEST ダイの大冒険」
バトル漫画の戦うヒロインとしては、やはり外せない存在ですね。
武闘家として、最終決戦にまで最前線で活躍するなど、実力も高いものがあると思います。
候補(05) ゆきめ from「地獄先生ぬ〜べ〜」
雪女であり、一度死して復活後は、ぬ〜べ〜のライバルである玉藻と同レベルの力を身に付けていたりと、何気に強いヒロイン。
とはいえ、やや分が悪いかなとも思います。
候補(06) ヒルデガルダ from「べるぜバブ」
正直「べるぜバブ」の中では葵が一番好きなのですけれど…。
侍女悪魔にして、その力はかなりのもの。そしてドS。最強です(?)
候補(07) 黒神めだか from「めだかボックス」
何だかよく分からないけれど、何となく強そう。
という表現しか出来ないめだか。この子の強さって、実際良く分かってませんけれど、でも、最強に最も近いような気もするので不思議です。
多分それは彼女が主人公だからなのでしょうね。
候補(08) 音無キルコ from「新米婦警キルコ」
ニューフェイスですね。
傭兵上がりのトンファー使い。
簡単に暴走しがちなのがかなり瑕。
ギャグ漫画に於ける強さとは
さて、比べようの無い事を比べていこうと思いますよ。
先ずは、それぞれの作品のジャンルから考えていきます。
とすると、ギャグ要素の強い作品は外しても良いのかなと思います。
何故ならば、ギャグ漫画に於ける強さは、そのまま笑いの要素として描かれている場合が往々にしてあるからです
。
アラレが好例では無いかな。
アラレの得意とする”地球割り”なんていうのは、まるっきりギャグですよね。
彼女が平然と拳一発で地球をパカッと割る。
それを見ていた人々が目を剥いて驚く。
という一連の流れは、「Dr.SLUMP」に於ける一種のギャグシーンとなっておりました。
上でも書きましたけれど香の100tハンマーも同じですね。
実際に香が100tの物を動かせるかと云えば、答えは間違いなくNoの筈。
その事はお構いなしに、100tという有り得ない重さのハンマーで、リョウが殴られているという表現が面白さを生んでいて。
これこそ典型的なギャグの為の強さ表現(強さの表現と解釈する事自体野暮ですが)ですね。
このように、強い事こそが笑いに繋がるという考えは確かにあって、故にギャグ漫画の強さは「ほぼ無敵」と言ってもいい。
云わば”反則的な強さ表現”であるからして、ギャグ漫画のヒロイン達は外していこうかなと。
アラレ、香、キルコは脱落です。
主人公であることの重要性
めだかの項で冗談めかして書きましたけれど、「主人公か否か」というのは凄く重要な点。
特にジャンプのような少年漫画に於いてだと、最強のカードとなる。
少年漫画に於ける主人公は”絶対王者”だからですね。
そりゃ、主人公と云えど負ける時もあります。
死ぬ事だってある。
でも、最後はやっぱり勝つんですよね。
負けっぱなしのまま終わる事が(滅多に)無い。
だから、主人公は誰よりも強い訳です。
これを地で行っているのが、めだかであり、「めだかボックス」のメタ表現を使った強さの根拠ですね。
マァム、ゆきめ、ヒルダは主人公では無く、メインヒロインです。
彼女達3人もここで消えます。
最強のジョーカー
さて、最後に残ったのが徐倫とめだかですね。
正直決め手に欠きます。
あとは好き嫌いになりそうですしね。
そこで、ジョーカーを投入します。
正真正銘最強のジョーカーです。反則技です。
候補(09) 蘇妲己 from「封神演技」
え?上記2条件を満たしていない?
確かに妲己は主人公ではありません。
太公望ら主人公側に与するキャラではありませんし、というか、敵対キャラであるからして、ヒロインであるはずもない…とするのは普通の漫画の場合。
妲己って正真正銘間違いなく「封神演技」という作品のヒロインなんですよね。
これ確か公式でそういう扱いだった筈です。
なので、この決定戦にエントリーは出来るのですが、それでも「最強」には程遠いのではないかと自問自答してみる。
「封神演技」という作品はギャグ漫画かというと、答えはNo。バトル漫画の分類で間違いないでしょう。
なので、最初の関門はクリアできる。
問題は2つ目ですね。
「主人公か否か」。
先にも書きましたが、妲己は主人公ではありません。
なので、2つ目の関門の前に敢え無く敗退となるところなのですけれど…。
やっぱり普通じゃないんですよ。
妲己って主人公じゃないけれど、作品そのものというべき存在でもあるかなと。
ある意味主人公を凌駕した存在であり、全てに於いて太公望の上を行っていた。
最後は地球と一つになったりしましたしね。作品のラスボスである女禍をまんまと欺いてw
「最強のジョーカー」である女禍をも上回った太公望を除く唯一の存在。それが妲己でした。
やはり妲己って凄いキャラだったと思います。
主人公では無いヒロインだけれど、「封神演技」という物語の全てを握っていた特別な存在。
最終的には地球そのものとなるなど、残した実績はとんでもない。
元々の実力を鑑みても、徐倫やめだかを上回るキャラクターではないでしょうかね。
そんな訳で、勝手にジャンプ最強ヒロインは妲己に決定です。
まとめ
比べようもない事であることは間違いないです。
答えの出るようなものでも無い。
でも、考えてみるのは楽しいものですね。
今回は無理矢理全キャラを”公平なステージ”に上げて甲乙つけてみましたけれど、異論は色々あるかと思います。
あくまでも、こういう考えもあるのね的に捉えてくれると嬉しいです。
今度は、宇宙最強の孫悟空を縮み上がらせる最強主婦・チチと妲己、どっちが強いか考えてみますかw
(やりませんけれど)