この記事は
蒐集物の整理整頓についての自分用メモです。
30分くらいでササっと書けるかなと考えて書き始めたら、結局2時間も掛かった長いだけの雑記…。
はじめに
蒐集家ならば、誰もが抱えるであろう悩みの1つ。
「置き場所」について。
僕もずっとこの問題には頭を抱えています。
コミックが1500冊オーバーで、BDが(数えたこと無いけれど)300本以上?
本棚も満員御礼立ち見状態で、入りきらずに溢れて来てる。
どうしたものだろうかと。
そんな折、家の方でリフォームをすることになってしまいました。
反対してたんですけれどね。
資金無いのにアホですかと。
結局押し切られ、今夏を目途に実施することになってしまい、それを機に部屋を移動する事になりました。
部屋の大きさ的には同じなんですが、押し入れが有る分タンスが不要になり、その分のスペースを他に回せることに。
反対してた癖に、現金なモノでこれが分かると掌返しですよ。
この機会を活かすべく、頭をフル回転(笑
収納スペースを考えている所です。
そんな訳なので、蒐集物の仕分けについて実践している事とか集めた情報とか書き残してみます。
STEP.1 蒐集物の整理
大金持ちならいざ知らず。
そうじゃない大多数の人にとっては、物を置くスペースってどうしたって有限な訳であって、そうなると「買ったモノ全てを取って置く」という事は現実的に難しいです。
あまり物を買わないならともかくとして、僕のような人間には無理。
だから、「減らす」事も大切になって来ちゃいます。
こればかりは致し方ない。
折角好きで買い集めた物を手放さなければいけないので、凄く残念ではあるんですけれどね。
という事で、最近は漫画やBDを処分しています。
ただ、やっぱり「処分するモノ」の選定は大事です。
ここを誤ると後悔してしまうから。
そこで、僕なりの「処分するモノ」と「残すモノ」の分けるポイント3つを書いてみます。
(1)最新刊を買わなくなってしまっている作品
最新刊が出続けているにも関わらず、途中でストップしている作品ってありませんか?
僕はいくつかあります。
理由は様々なんですが、共通しているのは「後回しで良いや」と考えている事。
「発売日に買ってでも読みたいんだ」という意識が低く、続きを読むというモチベーションが低くなってしまうとこうなる傾向があります。
このような作品は、途中で購入をストップ。
真っ先に処分候補にしてしまっています。
まだ所持している蔵書数が少ない時は、こういう事はしてなかったんですけれどね。
「途中で購入を止めるのは嫌だ」という謎の信念もあって、どんな作品でも最終巻まで買っていました。
例え途中で「面白くなくなった」と感じた作品であっても。
最後まで買い続ける事で、評価が更に覆って「やっぱり買い続けていて良かった」と思えた事もありましたし、これ自体は正しい選択であったんですけれど。
今はそうはせずに見切りをつけてしまっています。
(2)完結して、読み返す事は無いだろうという作品
既に最終巻まで集め終えて、しかし、この先振り返る事は無いんではないかと考えた作品も処分候補に挙がります。
整理の目的はあくまでも「スペースの確保」になります。
そうすると完結した作品を対象に挙げざるを得ないんですよね。
数巻で完結してる作品も多くありますが、近年の連載長期化の影響もあって数十巻に亘る長編作品も多く所持していたりします。
そんな長期連載作品の中でも、読み返さないだろうなというものは必ずあるんです。
世の中の「片付けのプロ」に言わせれば「全部捨てろ」とか言われるのでしょうけれどね…。
そんな事出来ませんよと。
ここはしっかりと行って、しかし、少しでも読み返さないだろうと考えてしまった作品は処分の方向で進める事が多いです。
(3)どうしてその作品に嵌ったのか?
とある漫画のコミックスとその漫画を原作としたアニメのBDがあるとします。
どちらかを処分しようと考えた時、どちらを処分しますか?
漫画の方ですか?
BDの方ですか?
先程「スペースの確保」が第一義であると書いた手前、矛盾するような事を書くようでお恥ずかしいのですが…。
この時だけはスペースの問題は度外視しています。
例えばですね。
原作コミックス全30巻とそのアニメのBD全9巻では、どちらがスペース的に多く占有しているかといえば、大抵の場合はコミックスの方です。
実はBD1本あたり特典が山のように付属していて、百科事典が如くぶっとい幅をしてますとかで無い限りは。
上の考えに当て嵌めれば、有無を言わさずコミックスの方を処分対象にすべきなんですが、ちょっと待ってくださいと。
この時ばかりはスペースの事は考えずに、「どうしてその作品を好きになったのか」を大事にします。
元々原作漫画が好きで、アニメにもなったからBDを買ったのか。
原作は知らずにアニメから入って、アニメが面白かったから原作に手を出したのか。
どちらを先に好きになったのか?
純粋に作品の中身を比べても良いと思います。
漫画とアニメでは、題材が同じでも作品としては別物ですからね。
好きな方、先に嵌った方を選択するように心がけています。
ちょっと話は逸れますけれど、僕は好きな漫画がアニメ化すると無条件でアニメ版のソフトを買う癖がありました。
コレクターの性なんでしょうかね。
なんでもかんでも関連商品は欲しくなるという。
でも、最近になってこれ止めました。
「どうしても手元に残しておきたい」ものだけにして、そうじゃないと止めている。
「どうしてその作品に嵌ったのか?」を問いかけて、最初の段階から”仕分け”するようになってしまいました。
…正直言うとこんな事してしまう自分が情けないんですけれどね。
昔のように「関連商品だから迷わず買う」という事が出来るのが一番だと今も信じています。
以上3点をもとに仕分けています。
では、「処分するモノ」はどうするか?
STEP.2 処分品の処理
処分するモノが決まったら、それらをどうするのかが次のステップ。
ココが悩ましい部分。
この後の整頓の為にも、少しでもお金に変えるというのは1つの考え方です。
売ってしまう。
リサイクルショップに売ったり、友人に売却したり、オーディションに出品したり。
ただ、これらは「著作権利者に不利益を与える」可能性があります。
この辺の事は結構複雑であり、何とも言い難い部分ではあるんですけれど…。
仮に作家の不利益になるならば、回り回って消費者である僕等にもマイナスになるので、大っぴらに「売っちゃいましょう」とは言えないかなと。
とはいえ、ごめんなさい。なんだかんだ言いつつ、僕は基本売っています。
で、どうせ売るなら少しでも高額で売った方が良い!!という事で、ネットを活用するのが良いですよ。
特にコミックスの場合は、ブックオフとか行くよりかは断然良い場合が多い。
希少本ならば、きちんとプレ値を付けてくれる専門店(まんだらけとか)に持って行った方が良いですけれど、そうでないならばネットの買取専門業者に依頼しましょう。
昔数回利用しましたけれど、驚くような値が付きました。
依頼から振込まで時間は掛かることがネックではありますが、それを問題としないならば業者が1番かな。
売る以外の選択肢は、そのままズバリ捨てる。
あとは、知人友人にタダで譲るというのもアリですかね。
で、近年ではここにもう1つ選択肢が増えるのかなと。
レンタル物置を利用する。
処分品に限らないですけれど、蒐集品を保存するという目的で使ってもアリかもしれません。
勿論お金に余裕が無いと難しいですけれども。
僕は余裕が無いんで、まあ、この考えは無いですね。
ざっと調べてみましたが、都内でも安いトコは安いんですね。
2000円/月くらいからありました。
但し狭いですが。約0.3畳分とか。
広くなればなるほど当然高くなって、ひと月数万円の世界になるようです。
地方も大して変わらないようなので、地価とかはあまり関係ないのかもしれません。
STEP.3 蒐集物の整頓
さて、最後は整頓。
綺麗に収めないと整理した意味がありません。
泣く泣く蒐集物を手放した意味を失います。
ここで超個人的なお話。
部屋にスペースが今までより取れる分、今よりももっと大きな書棚を買おうかなと検討してます(笑
そこで、夢として浮かぶのがオーダー家具ですね。
家具屋とかホームセンターとかにあるようなイージーオーダーではなく、業者さんに依頼して据え置き的に作ってもらうような家具。
だけれど、調べれば調べるほど、当たり前なんですけれどバカ高い(汗
数十万。ものによっては100万代とかもあるかもしれない。
とてもじゃないですが、手が出せません。
では何故そんなに高いのか。
一般に売られている本棚って、大量生産・規定サイズかつ安価な材料で作られているからこそ、あの値段で提供出来ている…というのは、家具に限らず常識ですけれども。
使われている材木(木製本棚限定のお話)の中って空洞らしいですね。
だから軽くて、かつ、本の重量でたわみ易い。
業者さんにオーダーした場合は、中身の詰まった材木を使うので、この時点で大量生産品よりも高価になる。
その上でデザインから起こす事も多いし、製作に時間も掛かってしまう。
だから高い。
で、見逃しがちなのが本棚自体が重いという事。
先程の材料の違いから重量も比べ物にならないらしく、設置出来るかどうかは床の強度が重要になってくるようですね。
ただでさえ重い本。
本棚も重かったら、床だって抜けます。
そうなっちゃったら、本棚の費用どうこうでは無くなります。
一軒家だったらまだしも、集合住宅だったら目も当てられなくなりそう。
オーダー家具って夢です。
大きさ、幅、デザイン。
(予算の許す範囲内で)理想を形に出来るんですから、やっぱり欲しい。
けれど、調べれば調べるほど高い壁が見えてくるというねw
ううううん。
今にも崩れ落ちそうなぼろいマンションのうちでは無理な夢なのかもしれないです…。
余談。
今使ってる天井突っ張り式の本棚。
天井と上部ユニットを金具で突っ張る事で転倒を防止するような作りになっているんですが…。
上部ユニットそのものが突っ張りの役割を果たしています。
ええ。ええ。
上部ユニットと天井に隙間が無いんですよ…。
最初泣きそうになりましたね。
商品が届いて1時間経たないうちに、妹に上部ユニットの側面に穴開けられた時も泣きそうになりましたけれど。
これでも一番低いヤツを買ったんですよ…。
計算では数cmの隙間が出来る筈だったんですが…まさかね…。
天井が低すぎて市販の突っ張り式書棚も迂闊に変えないんだなと分かった悲しい出来事でした。
閑話休題。
蒐集物を仕舞うスペースが確保できたらば、後は自由に収納していくだけ。
本であるならば。
作家名順。
作品名順。
出版社順。
好きな作品順。
等々。
色々と好きな並べ方を考えて、本を並べていく。
考えるだけで楽しいアソビ。
ジャンプコーナーを作ったり、ミステリ漫画コーナーを組んだり。
あああ、夢が広がる…。
整頓は楽しいですよね。
終わりに
本音を言えば、何一つ手放したくない。
全部手元に残しておきたい。
残せるだけのスペースが欲しい。
でっかい家が欲しい。
でも、夢ばかりでは暮らせない。
蒐集癖があると、どうしてもぶち当たる問題。
これに悩まされる事無く暮らしたいものです。
あ。でも、1つだけ方法見つけていました。
最近は「スペースを取らない」という部分に価値観を見出して、電子書籍を利用するようにしています。
とはいえ、小説・ラノベだけですけれど。
まだまだ漫画は紙が良いので、小説・ラノベは電子書籍中心に切り替えているとこです。
すこ〜しだけ悩みも減りましたが…。
まだまだ悩みは続いちゃいますね。