書店の漫画棚に関する考察

コーチャンフォーが好き

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僕は毎月1回中旬頃にコーチャンフォー若葉台店に通っています。
東京 コーチャンフォー若葉台店【書店、CD&DVDショップ、文具店、カフェが1つになった超大型店です。】|全国最大規模の複合店コーチャンフォー公式サイト
ゆっくりと漫画の棚を見ながら、1か月の間出版されたお気に入りの漫画を買って、ドトールでお茶をする。
まったりとした心地のいい時間を作れるので、僕の生活に欠かせない癒しになっています。

そんなコーチャンフォーで異変が起きたのがこの7月。
漫画コーナーが大改装されました。

これまでは、各棚のコーナーに新刊を配置していました。
コーナーというのは、棚の端っこに設置された平台です。
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小さな平台にレーベルごとに新刊が並べられていました。
なので、取り敢えず全てのコーナーを回って新刊を捜し歩く必要がありました。
(冒頭の写真がコーチャンフォーコミックコーナーです。)

これが一か所に集中。
これまでお店オススメの漫画を置いていた大きな平台を新刊コーナーとして変更。
これにより、客は一か所見るだけで新刊のチェックが出来るようになりました。

僕としては良い変更だなと感じました。
広い売り場の中、いくら時間を掛けてゆっくり回っても、見落としがちだったこれまでと比べ、一か所に纏まっている為に見落とす危険性がグッと低くなりました。

これ良いなと思ったら、通常の棚が大きく変わってしまい、大混乱してしまったのです。
これまではレーベル毎の作者順で並んでいたのが、レーベル関係なく、作者順に変更してしまったのです。

売場作り

売場というのは、客目線で「買いやすさ」「探し易さ」が重要になってきます。
書店の場合の、漫画の場合の買いやすさ、探し易さとは一体なんなのでしょうか?

作者順

作者順の良い所は、明確です。
「作者」で作品を買っている人にとっては、出版社・レーベルの枠を超えて1つに纏められてる方が断然買いやすいです。

僕の場合、鳥山先生は作者買いしてますね。
でも、鳥山先生の場合は作者順の恩恵ってありません。

この恩恵があるのは、複数のレーベルで著作を出している作家さんですね。
例えば、井上雄彦先生は、作者順はありがたいです。
少年ジャンプレーベルで「SLAM DUNK」、「カメレオンジェイル」。
ヤングジャンプで「リアル」。
モーニングKCで「バガボンド」。
これが1つの場所に集中して並べられていたら、井上先生の著作目当ての客にとっては便利です。
非常に買いやすい売り場と言えるでしょう。

ただ、個人的には「探し易い」売場では無いんですよね。

作者名を覚えるか、作品名を覚えるか、掲載誌を覚えるか

アンケートとか取ったら面白いのかもしれませんが、1つの作品を示す情報で「作品名」・「作者名」・「掲載誌」どれが優先順位高くなるのでしょうか?
「作品名」と「掲載誌」だと、「掲載誌」のネームバリューで順位が入れ替わるんですが、この3つの中では、僕としては、「作者名」が最下位の情報リソースになります。

「作品名」か「掲載誌」のどちらかを覚えていて、「作者名」は出て来ないというパターンが多いんです。

あくまでも僕個人の見解ですが、これは一般的にもそうだと思うのですよね。
好きな漫画になればなるほど、作者名も自然と憶えていきますが、例えば、「ジャンプ」で読んでるだけの作品とか。
何気なく読んだことのある漫画とか。

「好き度」が下がれば下がるほど、作者名って覚えない。

作品名は出て来ても、その作者はと問われて正確に答えられるのは、その作品を好きな度合いによって異なると思うのです。
「ジャンプに載ってる~」とかそういう情報は出て来ても、作者名までは辿り着かない。
雑誌で読んでるだけのレベルではなくて、コミックス買ってるレベルまで行かないと中々に辿り着けないリソースだと考えます。

こう考えると、最も「客が探しやすい売り場」って「作品名の五十音順」になります。

レーベル毎に纏める意味

もう1つ別の角度から、考えてみます。
ある時、たまたま手に取った雑誌。
良く知ってる雑誌です。

パラパラと立ち読みしてると、なんだかおもしろそうな漫画を見つけた。
読んでみると、成程面白い。
その時は、それ以上の興味が湧かず、日にちを置く。

数日後、ふらっと立ち寄った書店で、そう言えば先日読んだ漫画のコミックスあるかな?と探してみる。
タイトルも作者も覚えてないけれど、雑誌名は覚えてる…。

雑誌のコミックスレーベルの棚に行って、お目当ての本を見つける。

若しくは…。

気に入った雑誌がある。
けれど、雑誌自体の購読は止めてしまった・若しくは完全コミックス派だ。
今何が連載されているか雑誌を読もうにも、立ち読み出来なくされている。

仕方なく、コミックスのレーベルの棚に行ってみる…。

後者の例の方が一般的かな。
僕は「サンデー」と「マガジン」を気に入ってるのですが、この2誌は完全にコミックス派なのです。
なので、連載作品に関する情報って、公式サイト以上のものは基本持っていないんです。

どうやって作品の情報を集めてるかと言えば、公式サイトと後は書店の棚なんですよね。
レーベルごとの棚を眺めて、面白そうな作品を探すというスタイル。

こういった層がどの程度いるのかは全く分かりませんけれど、レーベル毎に棚が仕切られているととても有り難いんです。
個人的には「レーベル毎に仕分ける」と「買いやすい売り場」と言えるんですよね。

終わりに

実際どうなのでしょう。
多分書店の棚の一般的な並びが正解なのでしょうね。

僕が多く目にするのは「レーベル」⇒「作者」で分けられている場合ですね。
「作品名」ではなく、「作者名」なんですよね。

このパターンが最もよく目にします。
マイナーな雑誌になると、これでも探すのが大変なのですが、慣れている分、一番探しやすい・取っ付きやすい棚なのです。

色々とぐだぐだ書きましたが、何が言いたいのかというと、コーチャンフォー様、棚を元通りに戻してくださいと…。
元通り、レーベル⇒作者順にしてくれると有り難いです。
(こんなとこに書いても意味ないのは承知してますがw)

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