はじめに
そういえば感想を書いてなかったので、2巻発売前にレビューをしておきます。
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渡辺総研さんが曜ちゃんレビューをされているので、宜しければ。
感想
室田さんに近い絵を描ける漫画家・おだ先生を擁して、漫画版が幕を開けました。
シナリオは、TVシリーズとは異なり、原作の公野先生が書き下ろし。
千歌がμ’sに憧れるところから始まるのは一緒ですね。
浜辺でμ’sの真似事をする千歌。
今後成長するであろう千歌という点で欠かせないシーンが此処ですね。
別段難しい振りでも無いように見えるところで、足を取られて転んでしまいます。
砂場なので足元が悪かったとはいえ、千歌のダンスが未熟な様が見て取れます。
1話は、そんな千歌が果南を誘うところまでを描いており、全体的に物語はスローテンポで進んでいきます。
2話は梨子視点のお話。
東京から1人で先んじて内浦に入った梨子は、迷った先で千歌と出会うまでが描かれていて、3話は、その続き。
ほぼほぼ進展なしです。
物語の進展は4話から本格的に始まります。
学校までの坂道を上るだけで疲れちゃう梨子とスイスイ駆け上がる千歌の対比は面白いですね。
慣れもあるのでしょうけれど、体力面での差がしっかりとイメージできる対比でした。
チラみせで、他のAqoursメンバーを登場させ、梨子が千歌、曜のクラスに転校してくるシーンまでが描かれました。
漫画版(G’s版)の重要な設定である学校が完全に廃校が決定してしまっているというのもさらりと描かれています。
ここはアニメ版との大きな差異の1つですね。
スクールアイドル活動を行うのに、目標があって、その目標がどこになるのか?
この時の千歌は考えてでも分からないからと思考を放棄しちゃってますが、2巻以降どうなるのかが注目のポイントとなりますね。
梨子を始め、スクールアイドル部の勧誘を薦めるも、1人も集まらない。
その理由の1つを善子がズバリ指摘。
「見てくれる人が全然いない。」
これを受けての「とにかく子供の少ないこの内浦で いったん仲間になったらどんなことでも強制参加」って考えは「これがAqoursだな」と思わせる部分でした。
千歌は梨子の孤独な点を見抜いて、先ずはなんでも言い合える友達になる所から始めるという考え方。
僕はアニメ版のAqoursには、9人全員に強い絆のようなものを覚えていて、それが凄く良いなと見ていました。
殆どが幼馴染のような間柄で、そこに「よそ者」の梨子も受け入れられて、ぎゅっと1つになる。
漫画版だと、皆が皆幼馴染のような関連性は無さそうですが、それでも、「とにかく子供の少ないこの内浦で いったん仲間になったらどんなことでも強制参加」という考えはアニメ版にどこか通じるものがあって、Aqoursの良さが描かれていくんだろうなと期待できる。
千歌の考え方が、Aqoursの結束の強さに繋がってるんだろうなと思える良シーンでありました。
2巻
さて、今週遂に2巻が発売となります。
公式では27日ですが、雑誌扱いの為、2~3日前には店頭に並んでいるはずです。
毎日書店をチェックしなければですね。
なんてったって、曜ちゃんが表紙に描かれてますからね。
彼女の活躍が・加入が描かれるかと思うと、1日も早く手に入れたいですから。