「ラブライブ!サンシャイン!!」SS小説 ある日の曜千歌

この記事は

「ラブライブ!サンシャイン!!」SS小説です。
処女作なのもあって、文章は本当に素人です。

SS小説書きたくなった

さて、文章力無いのに恥ずかしげもなく自作二次小説をアップします(笑
「ラブライブ!サンシャイン!!」の曜ちゃん視点のお話です。
ようちか耐性の無い方、下手糞な文章を読むとアレルギーを発症してしまう方は、この先は大変危険ですのでお気を付けください。

ではでは。

ある日の曜千歌

もう何度通ったか分からない千歌ちゃん家への道。
今日も私はこの道を歩く。
日曜日、今日はAqoursの活動も飛込みの練習もお休み。
久しぶりに千歌ちゃんと2人っきりで遊ぶことになっている。

なんだかスクールアイドル活動を始めてから2人きりになることが珍しくなっちゃったので、妙にそわそわするというか…。
気が急いて、ちょっぴり早く来ちゃった。
いつも通り裏口に回ると、ちょうど志満さんが住居用のドアを開けて外に出て来た。

「志満さん、おはようございます。」
挨拶をすると、すぐに志満さんは気付いてくれた。
いつも通りの穏やかな笑顔で「おはよう」と返してくれる。

「千歌ちゃん、居ますか」
「千歌ちゃんならまだ寝てると思うわ。部屋に上がって待っててくれる」

はーいと返事をし、私は千歌ちゃんの家に上がり込む。
靴を揃えて隅っこに置き、2階へと上がる。
やはり早く来過ぎちゃったか…とちょっぴり反省しつつ、千歌ちゃんの部屋の襖の前まで来ると声を掛ける。

「千歌ちゃ~ん。入るよ~」
返事が無い時は、大抵寝てる時。
一拍置いて、襖を開ける。

「あれ?」
ベッドに千歌ちゃんの姿が見当たらない。
トイレかな?
と考えてたら、ドンと急に横から衝撃。
足に何かが当たってきた?

なんだろうと足元を見ると、オレンジ色の髪をした小さな女の子が私の足に小さな手を回してくっついてる。
って、え?
まさかと思い、私は恐る恐る女の子に声を掛ける。

「ち、千歌ちゃん?」
すると女の子は顔を上げ、満面の笑顔で「曜ちゃん」と私の名前を呼んだ。

え、え?
千歌…ちゃん?
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どうして小さく…ていうか、小さいというよりスーパーデフォルメ化しちゃったような姿なのは何故?
変な汗が出て来た。
いやいやいや。
在り得ないでしょう。
どうしてこんな姿に?

私の困惑を察したのか、千歌ちゃん(?)は小さく小首を傾げる。
まるで「どうしたの?」とでも言う様な可愛らしい仕草。

「本当に千歌ちゃんなの?どうしたの、その姿?」
私は千歌ちゃんを怖がらせない様、しゃがんで目線を合わせてから慎重に訊ねてみた。

すると、千歌ちゃん。
もう一度小首を傾げる仕草。
か、かわいい。

いやいや。
可愛いとか思ってる場合じゃない、しっかりしろ曜。

「ううううう」
「曜ちゃん、曜ちゃん」

あまりのことに頭が付いて行けない私をよそに、千歌ちゃんは尚も私の名前を呼んでいる。
自分の身に起きてる事に気づいてないんだろうか?
ちょっと心配になる。

一先ず落ち着こう。
机の椅子に腰かける。
すると、千歌ちゃんがとてとてと寄ってきて、両手を差し伸べて来た。
どうやら抱っこをして欲しいらしい。
私は千歌ちゃんを抱えると、膝の上に乗せてあげた。

「きゃはははは」
どうやら喜んでくれてるようだ。

なんだか懐かれてるのは悪い気はしないのだけれど、やっぱり不思議。
どうしてこんなことに?

あああ。全然分からないよ~。
膝の上で足をばたつかせている千歌ちゃんを私は思いっきり抱きしめてみた。
千歌ちゃんは抵抗する事も無く、それどころか私の腕に小さな手を絡めてくれる。

い、愛おしい。

と、取り敢えずこんな姿をご家族に見せるのはいけないよね。
ココは一つ、私の部屋に連れてって、時間を置こう。
そしたら元に戻るかもだし。

そう考えるが早いか私は千歌ちゃんを抱えたまま、部屋を後にすると、そそくさと玄関まで戻る。
靴を履いて、ドアを開ける。

「曜ちゃん?」

ドキっ。
急に後ろから声を掛けられ、硬直する私。

首だけを後ろに回すと、美渡さんが立っていた。
「み、美渡さん。おはようございます。」
「おはよう。千歌の出迎え?千歌は?」

どうやら千歌ちゃんを抱えてる事に気づかれてないみたい。
ほっと胸をなでおろすと、動揺を悟られない様努めて慎重に応える。
「千歌ちゃんなら先に待ち合わせ場所に向かってたみたいで。今から向かう所なんです」
「え?そうなの?あの娘にしては珍しい。そ。」
それだけ言うと然程興味無さ気に美渡さんは去って行った。
美渡さんの性格に救われた~。

って、私は何をしてるの。
これって立派な誘拐じゃない。
もう後には引けない。
私は千歌ちゃんを抱えたまま、家路を急いだ。

「なんとか部屋に着いた…」
変な汗かいちゃった。
私は千歌ちゃんをベッドに下すと、一息ついた。
千歌ちゃんも大人しくしてくれてたから、思ったよりもすんなりと帰って来れたけど…。
これからどうしよ。

う~~~んと頭を抱えてると、ふいに肩を叩かれた。
「なに、千歌ちゃん」
「曜ちゃん」

どうやら「曜ちゃん」しか喋れないみたい。
嬉しいやらなんやら。
でも、なんとなく察した。
お腹を押さえてる姿から、どうやらお腹がすいたみたい。
「待っててね。」
そう声を掛けると、こくんと首を傾げる千歌ちゃん。

私は部屋を出るとキッチンへ。
確か隣のおばちゃんから貰った蜜柑があったはず。

キッチンに入ると、お盆を用意。
蜜柑をいくつか載せ、コップにジュースを注ぐとそれを持って部屋へと急いで戻る。
あれだけ小さいとあまり長時間目を離せないからね。

「お待たせ千歌ちゃん」
「きゃはは」
目ざとく蜜柑を見つけたのか、眼を><にして喜ぶ千歌ちゃん。
やっぱり千歌ちゃんは千歌ちゃんなのね。
蜜柑に目が無い。

皮を剥いて渡してあげると、美味しそうに一粒ずつ口へと運ぶ千歌ちゃん。
このまま曜が育てちゃおうか。

って、ダメダメ。
なに考えちゃってるの私。

アホなこと考えてないで、私も蜜柑を頂こ。
うううん。甘くて美味しい。
蜜柑好きだな~。
千歌ちゃんも好きだな~。
育てちゃおうかな~。

はっ。
またアホな事考えてる。
どうしてこうかな。

「曜ちゃん、曜ちゃん」
「ん?どうしたのかな、千歌ちゃん」
なんだか眠そうに眼をこする千歌ちゃん。
お腹が膨れて、睡魔が襲って来たらしい。
なんだか本当に赤ちゃんみたい。

そっと千歌ちゃんを抱き上げると、腕の中ですーすーと寝息を立て始める千歌ちゃん。
ああ可愛いな。千歌ちゃん可愛い。

「私も寝よう」
ベッドに千歌ちゃんを寝かせると、私も隣に横になる。
色々あって頭を使って疲れちゃったみたい。
すぐに瞼が重くなって…私も眠りに……。

「曜ちゃん、起きて、曜ちゃん」
「んんん」
身体を揺すられてる?
まどろみから覚醒すると、目の前にはいつもの千歌ちゃんが顔を覗かせている。
「ん?」
まだ意識が判然とせずに、状況を理解できない私。
「千歌ちゃん?元に戻れたんだ?」
「何言ってるの曜ちゃん。寝ぼけてるの?」
「何って。千歌ちゃんが小さくなって……」

夢?
全部夢だったの?

……そ、そりゃそうだよね。
人間がいきなり小さくなる訳無いよね。
あはは。
なんて夢を見てるの私は。

「眼覚めた?曜ちゃん」
「ん。大丈夫」
「そう。じゃあ、遊び行こう」

そうだ。
今日は千歌ちゃんと2人きりで遊ぶ予定だったんだっけ。
時計を見ると、約束の時間を30分も過ぎちゃってる。
あちゃー、寝過ごしちゃった。

慌てて起き上がると、急いで支度を始める私。
「曜ちゃんが寝過ごすなんて珍しいね。どちらかというといつもは私の方なのに」
「うん、ちょっとね」

千歌ちゃんが小さくなった夢を見てて、幸せでつい…なんて言える訳もなく。
…。

「なんか幸せそうな寝顔だったけど、良い夢でも見てたの?」
「あはは」
冷や汗浮かべるしかない私。
す、鋭いな今日の千歌ちゃん。

…。…。

尚も喋りかけてくる千歌ちゃんを見てて、つい我慢出来なくなって…。
私は気づいたら千歌ちゃんに抱き付いちゃってた。

「ど、どうしたの曜ちゃん。急に」
「ごめんね、千歌ちゃん。ちょっとだけ。このままにさせて」
「え~。な~に~」
口では困惑しながらも、強い拒絶はしてこない千歌ちゃんの優しさに甘えて、ついつい抱きしめちゃった。

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ああ、やっぱり私、千歌ちゃん好きだな…。<終わり>

終わりに

なんだこれ。
いや。
曜千歌のカップリングが好き過ぎて。
妄想垂れ流しでお恥ずかしい。

恥ずかしついでに、誰か優しい絵の上手い人。
漫画にして(笑

こういう漫画読みたい~~~~~~~。

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