新たな目標。
μ’sからの精神的な卒業をしつつも、μ’sの後を追ってしまっていた千歌。
頭の中でラブライブで輝くことがいつの間にか、廃校阻止に繋がってしまっていた感がありました。
それがアバンで1本の道になったことで、非常に分かり易い構図になりました。
ゼロからイチへ。
イチからジュウへ。
ジュウからヒャク。
前回絶望してたわりには、あっさりと条件提示がされたようにも思えますが、現実的に考えて、これまでゼロ人だった希望者を100人にするというのはかなりの無茶振りです。
ですが、非常に現実感ある数字が示されたような気がします。
100人全員受け入れる訳ではもちろんなくて、そこから受験で絞るんでしょうけれど、「定員割れで意味の無い受験」をしてまで存続させるよりは、よほど建設的です。
運営的にもなんとなく納得出来ます。
という訳で、新たに100人という目標が出来たことは、非常に良かったと感じます。
雨の音
9人になっても
千歌⇒作詞
梨子⇒作曲
曜⇒衣装
担当のままだったと判明。
そこで、2年生と1・3年生に分かれて作業を分担する流れ。
1期10話の影響が強かったのか、9人全員仲が良いという印象が強かったのですが、こうなってくると少々話が違うんですね。
振り返ってみても、確かに3年生組と1年生組が積極的に絡んでいるシーンって無かったかもしれません。
こうやって曲作りをしての対立を描くのは、凄く良いですね。
それぞれの個性が際立って。
鞠莉のロック(インダストリアルメタル)好きって設定がアニメにも出てきたり。
ちょっと違いますが、果南の怖がりって面は意外でしたが、良い設定。
はぐぅ言いながら恐がる果南可愛い。
性格の違いからバラバラになる様子が分かり易く、かつ、平和的に描かれていたなと。
ガチ喧嘩だと雰囲気悪くなって、見ていても嫌ですが、こういう「曲作り」というクッションが間に入っている分、明るめな対立だったので。
雨漏りから、雨の音を聞いてというのも良かったですね。
(良かったですねしか言ってないけど)
雨漏りの受け皿がそれぞれ異なるからこそ、響く音色も違って聞こえたのでしょう。
それをもって、それぞれの個性を認めつつも調和して行こうという方向で纏まる。
非常に綺麗な流れでした。
終わりに
これ書くとファンから大ブーイング来そうですが、「ラブライブ!」2期は、あまり面白いと思ってません。
メンバー個人回に焦点を当ててしまった為に、ストーリーが蔑ろになっていた感があったからです。
1人1話割り当ててしまうと、9話消費しちゃいますからね。
キャラが好きなら、堪らない構成でも、キャラに思い入れが薄いと魅力をあまり感じないというのかな。
今回のようにストーリーを重視しながらも、キャラクターを描くというのが、「ラブライブ!サンシャイン!!」の特徴なのかなと。
上手いことバランスが取れていて、物語も楽しめるし、キャラ萌えも出来る。
改めて「ラブライブ!サンシャイン!!」は面白いなと実感できた回でした。