はじめに
昔実写化されたこともあるらしいですが、未視聴なので、そちらと原作についての見解は述べられません。
あくまでもこの映画のみの感想です。
それではどうぞ。
評価
作画 | 3.0 | |
---|---|---|
脚本 | 2.0 | |
キャスト | 2.0 | |
総評 | 2.0 |
感想
千葉に住む女の子が親の都合に付き合いきれずに家出をする話。
それを助けるべく少年が、幾度かのタイムリープをして手助けする…のですが…。
もうぶっちゃけましょう。
つまらなかったです。
「あ~面白かった~」という方は、ブラウザをそっ閉じしてくださいませ。
結局ご都合主義のタイムリープが行われるだけで、何の為の物語だったのか何も後に残らないんですよね。
単純って結構大事だと思うのです。
明快であり、そこに痛快があれば観客は喜ぶ。
このお話は、どこかぼんやりとしたものを残したまま終わるので、単純明快さがありません。
痛快さなんて欠片も無い。
どこか後引く終わり方なので、そういうのが好みだという方には評判も良いかもしれませんけれど、僕はどちらかといえば単純明快を求める主義。
ちょっと頂けなかったかな。
先ず、誰一人として感情移入できるキャラクターが居ない。
心情描写がほぼなく、なずなが母親に嫌気がさしていることしか伝わってきませんでした。
僕の読解力の貧しさが問題ですね。
もう少し汲み取る能力があれば、また違ったのでしょうけれど。
タイムリープ要素
この要素が入る場合、必ず、「繰り返している事を認識しているキャラクター」が必要です。
典道がそれに当たりますが、最終的に世界がどうなったのか典道の語りが無いのでまるっきりわからないまま終わりました。
まあ、どうなったか分かった所で、典道1人しか認識してない「ifの世界」での出来事は、彼の夢のようなモノであって、現実では無いんでしょうけれど。
少女がある夏、母に反抗するも結局は転校してしまった。
そういうどこにでもある風景がラストでは映し出されていたのかなと。
終わりに
作品批判に終始した事を先ずお詫びします。
期待していただけに残念でした。