この記事は
「ワンダヴィジョン」第1話及び第2話の感想です。
ネタバレあります。
Disney₊に加入した
マーベル・シネマティック・ユニバース(以下「MCU」と呼称)フェーズ4幕開けへ!!!
コロナ禍の影響で、2020年の公開が全て延期となったMCU。
当初予定していたラインナップも一部変更となり、「Disney₊」オリジナルドラマ第1弾である「ワンダヴィジョン」が繰り越しで1番手となりました。
という訳で、僕も「Disney₊」に加入をして、「ワンダヴィジョン」を視聴しましたのでその感想です。
シットコムなのに背筋が寒くなるような不穏さが不気味。
前情報通り謎が謎を呼ぶドラマのようです。
あまりにも分からないことだらけ。
舞台は「アベンジャーズ/エンドゲーム」の後。
サノスによって殺されてしまったヴィジョンが何の説明も無しに登場しているところから既に怪しさ爆発。
ワンダもその点には一切触れず、2人は夫婦として暮らしているのですが…。
不思議な点は挙げればきりが無いんですよね。
むしろ変なところだらけ。
・2人は何故夫婦生活をしているのか。
・いつ出会い、どの位一緒にいるのか2人とも把握できてない。
・白黒の世界観は何。
等々。
第1話のCMでランプが赤の点滅を繰り返していたり、第2話で謎のヘリコプターのおもちゃがカラーであったり、白黒であることにも意図がありそうで。
なんらかの法則でモノクロなのかカラーなのかが決まっているのでしょうけれど、それも不明。
謎だらけなのです。
その上で、不気味でもある。
1話で言えばハート夫人。
食事中突然苦しみだしたハート氏に対して夫人は「止めて」と言います。
最初は夫人は氏の挙動を冗談だと解釈しているのだと思ったのですよね。
でも、なんか様子がおかしい。
苦しむ氏に向けて、夫人はひたすら「止めて」と連呼。
一言目と同じ「悪い冗談を諫める」かのようなトーンで。
しかも笑顔だから、見ていてひたすら怖かった。
2話でもラジオからワンダに呼びかける謎の声が流れてきたり、マンホールから不気味な人物が出てきたり。
どう考えても普通ではありません。
何らかの異常がワンダとヴィジョンの身に降りかかっている真っ最中であることが窺われるのです。
視聴後あまりにも訳が分からな過ぎたので、ちょっとググってみたら、いくつかヒントを得られました。
その1つが、「S.W.O.R.D.」という組織が出てきているということ。
どうやら「X-MEN」で初出の組織らしいですが。
「MCU」では「ミス・マーベル」でその存在が確認されており、今回改めて表舞台に登場してくるとのこと。
1話でドラマ「ワンダビジョン」をテレビでチェックしている謎の人物やラジオで呼びかけてきた男性、マンホールから出てきた蜂男の背中にも「S.W.O.R.D.」のロゴ。
そして、町内会で知り合ったジェラルディンも。
「ジェラルディン」は偽名で、本名はモニカ・ランボー。
偽名というより「役名」なのかな。
ともかく、モニカは「S.W.O.R.D.」の隊員で現実世界の人物。
ドラマ内に巻き込まれている可能性が高そうです。
全体像は見えてませんが、何者かがワンダをテレビドラマの世界に閉じ込め、役を演じさせ、それに気づいた「S.W.O.R.D.」が接触を試みているという感じでしょうか。
一体誰が、何のために?
ワンダは敵か味方か
1つ確からしいこととしては、「S.W.O.R.D.」は善であること。
そもそも「S.H.I.E.L.D.」の対である組織で、「S.H.I.E.L.D.」が地球内の守護に就いているのに対し、「S.W.O.R.D.」は地球外・つまり宇宙からの侵略に対抗しているらしい。
で、「スパイダーマン・ファー・フロム・ホーム」のポストクレジットシーンでニック・フューリーが接触していた組織が、「S.W.O.R.D.」なのではないかという解釈がファンの間では流れているらしいです。
これが真であるのならば、「S.W.O.R.D.」は善ですね。
ニック・フューリーが悪に寝返ってる可能性もありますが、その可能性は無視して構わないでしょう。
つまり、善である「S.W.O.R.D.」は、同じくヒーローであるワンダに疑問を投げかけている。
「S.W.O.R.D.」としては、ワンダが何者かに操られていると疑っているのでしょう。
となれば、ワンダをドラマ世界に閉じ込めているヴィランがいることになります。
候補としては、どうやら前述の蜂男がその1人らしい。
「S.W.O.R.D.」のロゴマークを背負っていながら、実は別の組織の人間で、かつ、ヴィランという説。
この辺原作に疎いので「そういう可能性もあるんだぁ」くらいにしか受け止めてないのですが、だとすれば、ワンダが危機感を抱いて「巻き戻した」のも頷けますね。
もう1つ可能性があるとすれば、「S.W.O.R.D.」の見立てが間違っている場合ですね。
ワンダは誰にも操られておらず、自らの意志でドラマを演じている。
ヴィジョンの死を受け入れられず、「彼が生きている世界」を望み、テレビの中にその世界を築いてしまった。
原作の彼女には「現実を改変する能力」があるらしく、「MCU」でもこの能力に目覚めたという可能性が考えられるようです。
こうなると、蜂男は「S.W.O.R.D.」のメンバーとなり、自分を現実に戻そうとする人間をワンダが嫌ったという解釈になります。
ワンダが再びアベンジャーズと対立し、ヴィランとして立ち塞がる展開になるのでしょうか。
僕個人としては、後者の可能性が高いような気がしています。
勧善懲悪では語れない世界観を作り出している「MCU」で、ヒーローがヴィランに堕ちる展開は「アリ」です。
愛する人を亡くした悲しみが1人の女性を悪の道に堕としたとしても不思議じゃありません。
今作で、ワンダは正式にヴィランとなり、続く「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」でドクター・ストレンジと戦うことになるのではないかな?
実際に闇落ちしたら辛いけれど、最終的にまたヒーローに戻ってくれれば良いかな…。
ともあれ、謎が謎を呼び、不気味な幕開けとなりました。
続きが楽しみで仕方ありません。
終わりに
「デッドプール」が正式に「MCU」に合流することが確定しました。
「S.W.O.R.D.」の登場と言い、「X-MEN」合流も近そうですね。
まだどうなるのかは決まっておらず、会議中とのことですが、案外フェーズ5で出てくるのかもですね。
フェーズ4が始まったばかりで気が早いですが、「MCU」の今後が楽しみすぎて。
その前に、フェーズ4の多くの作品に影響があるという今作がどうなっていくのか。
毎週ワクワクしながら見ていきたいと思います。