商業WEB漫画を応援する確かな方法の模索

この記事は

商業WEB漫画に関する記事です。
後悔しない応援の方法はあるのかな…。

はじめに

WEB漫画の世界にまで打ち切りというのかな?
そういうのがあるとは知らなかった…。
正直油断してました。

白井三二朗先生の「ざしきのののの」という漫画です。
「ジョバレ」や「Dear Monkey 西遊記」が滅茶苦茶面白くて、今作も面白かったんですよ。
今では滅多に見られない正統派のギャグ漫画として、しっかりと毎回笑えて。
下ネタ多めなので、苦手とされる方はいるかもですが、そこは大丈夫だと思うんです。
僕も下ネタは苦手なのですが、なんなく楽しめていましたので。
(僕基準なので、参考にはならないかと思いますけれど…。)

兎も角、この漫画がコミックダンガンというWEB漫画雑誌(というのかな?)で連載されていたのですが…。

実際打ち切りだったのかどうかは分かりませんが、白井先生のブログを読む限りは…。
WEB上での連載とはいえ、商業漫画。
打ち切りがあるのは当然なのに、何故か無いと思い込んでいました。
2月辺りでリアルが忙しくなり、毎回読んでいた連載をコミックスで追うことに切り替えていたんです。
そしたら、突然終了の報を知り…。呆気にとられました。

そもそも、WEB連載ではどういった基準があるんでしょうね。

雑誌の打ち切り基準あれこれ

紙媒体の雑誌の場合、結構明確ですよね。
先ずはアンケート。
雑誌に付いているアンケートの集計結果から、続投や打ち切りが決められるという制度。
これを前面に出しているのが「週刊少年ジャンプ」。

まあ、分かりやすいですよね。読者からしたら。
応援したい漫画があれば、一生懸命アンケートを送り続ければ良い訳ですから。
行為に結果が必ずしもついて来る訳ではありませんけれど、「応援しているんだ」という気持ちは示せます。

もう一つ、思いつくのがコミックスの売上。
例えば同じく「ジャンプ」の場合。
アンケ重視とはいえ、コミックスの成績によっても打ち切り有無が左右される事が稀にですが、あるようです。
つまりは、アンケート結果が芳しく無くても、編集部の予想を超えるコミックスの売上を記録すれば、打ち切りを回避されるとかなんとか。
都市伝説なのかもですが、そういう事がある…らしいです。

基本的には、どの雑誌もこの2大柱でしょうか。
当然雑誌によっては特有の判断要素があるでしょうし、判断材料に使われる割合も雑誌毎に異なる事でしょう。

で。
WEB漫画ですよ。

WEB漫画では?

アンケート。
確かにあります。

一番分かりやすいと思うのは、クラブサンデーですかね。
最終ページに大きく「アンケートに答える」というボタン(リンク)があり、押下するとポップアップ画面でアンケートに答えられる仕組みになっています。
雑誌同様、こういうアンケートに答えていくのが、好きな漫画を応援する事に繋がりそうです。

件のコミックダンガンにもアンケートはありました。
ただ、各漫画個別ページの下位にあるので、気づきませんでした(汗
試しに「気に入った」ボタンを押してみたら、テキストエリアが出現。
そこに感想などを自由に書き込めるようになっていました。
(書きこまれた内容は、同じページ上で公開される仕組みみたいです。但し文字数制限があるっぽい)

この「気に入った」ボタンの押下回数の統計でも取っているのでしょうか。
1人1日1回押せるようなので、毎日押していたら変わっていたのでしょうかね?

ちなみに、ガンガンONLINEには、アンケートが無いんですね。

訂正・追記
アンケートあるんですね。ごめんなさい。見落としておりました。
こちらは、雑誌と同じ形式のアンケートなんですね。
クラブサンデーなどは、読んだ漫画個別のアンケートなのに対し、ガンガンONLINEはサイトを総括したアンケートというか。
読者プレゼントはタダで応募できるものと思っていたw

間違い報告は本当に助かります。ありがとうございました。

純粋にコミックスの売上だけで決まっているのか、はたまた打ち切りが無いのか…。分かりません。

では、コミックスの売上はどうか。
これについては基本は雑誌と同じ気がします。

ただ、個人的な意見で申し訳ないですが、ダンガンコミックスなるものは、今まで知りもしなかったです。
「ざしきのののの」の1巻しか持ってないですし、他に書店で見た事も無い(汗
レーベル自体の知名度が、お世辞にも高いとは言えなさそうなので、ここで成果を上げるのって、結構しんどそうなイメージ。

で、もう一つ、考えられるのがヒット数ですね。
WEB漫画が何回閲覧されているのか、しっかりとカウントアップしているサイトもあるんじゃないかな?

そこで、コミックダンガンの個別ページのソースをざっと解析。
googleアナリティクスを入れてるんですかね。
個別ページのPV数はカウントしているようです。
あと、やはり「気に入った」ボタンの押下数も(javascriptを使って)カウントするよう組まれていました。

もう1個。
クラブサンデーも見てみました。
こちらは「配信作品ビュー数ランキング」なるものを発表していることもあり、読まれた回数をカウントしている事が想像できます。
実際にソースを拝見すると、38から49行目あたりにそれらしきコードを発見。

詳しく見ていないので間違っているかもですが、やはりgoogleアナリティクスのコードが使われていますね。
各作品の「無料で読む」というリンク(aタグ)の中に「data-ga_url」という謎の属性を埋め込んで(この属性の値は当然一意)、この値をプログラムに渡して「何の作品の読むボタンが押されたのか」を判断しているっぽい。

分かりづらいですね(汗
兎に角、「無料で読む」ボタンを押すと、その作品を読んだ回数が1つ増える仕組みになっているみたいです。
恐らくは。
これは紙媒体の雑誌には無い基準ですね。
雑誌の売上と個別の漫画のPV数は同じでは無いですしね。

纏めると、WEB連載では、
 ・アンケート結果(但し無い事もある…かもしれない)
 ・コミックス売上
 ・作品が読まれた回数(カウントされていない場合も…ある?)
の3つが作品を打ち切るかどうか判断する際の材料になっているのかもしれません。

後悔先立たず

これが分かった時点で、後悔で一杯。
まあ、たった1人の人間のアクションで、どうこう変わるとは思っていないんですけれどね。
しっかりとアンケート(というか、「気に入ったボタン」の押下)と毎回しっかりと読む事をしておけば良かったと…。
せめて、せめてコミックスは出して欲しいです。
6月までの発売予定には載っていないのが気がかりですが…。

後悔ばかりしていても始まらないので、ちょっとWEBコミックを応援するにはどうすれば良いか。
上に挙げた3つを基本線としつつも、それ以外に出来る事は無いか?
意味も無く考えてみました。

商業WEBコミックを応援する方法

先ず、人に見てもらう事が第一だと思うんですね。
ここが雑誌とWEB連載漫画の大きな違いかと思います。

雑誌の場合、書店、コンビニ、キヨスク等々。
取り扱っているお店にいけば、雑誌の存在自体には気づく事が出来ます。
勿論それなりの興味・関心が無ければ、書店の雑誌売り場の前まで行っても気付かない事はあるでしょうけれど。

それはそれとしまして、まあ、人の目に触れる機会はとっても多い。

対して商業のWEB漫画はというと、検索するか、たまたま宣伝バナーを目にするかしないと気付いてすらもらえない。
WEB漫画を総括して紹介しているような超有名サイトでもあれば良いのでしょうけれど…そういうサイトあるんでしょうかね。
これは僕が知らないだけであるかもですけれど、もし無かったらやっぱり自分で探さないといけない。

無限に思える程広がっているネットの世界で、”たまたま”商業WEB漫画が見て貰える機会って、そんなに多くない気がします。
また、WEB漫画ではPV数が重要っぽい事は上で推測しました。
人を集めるコトって、僕らが思っている以上に効果的な気がするんです。

そこで、PRが効果的なのではないかなと。
一番良いのは、大手のサイトですよね。
例えばニュースサイトさん。
凄い所になれば、1日数万のアクセスがあるようですし、例えば定期的にリンクが張られているだけで、WEB漫画サイトの知名度も上がりそうです。

例えば2ちゃんまとめブログ。
アフィリリンクと一緒でもいいので、目立つ場所にWEB漫画サイトのバナーを張っておくだけで、いっきにアクセス数が稼げそうです。

例えば大手個人サイトやブログ。
カリスマ的人気を誇る管理人さんが紹介すれば、ファンも増えるんではないかな。

ただ、これは特定の人達にしか出来ない応援の仕方です。
僕含めて、多くの方は人気サイトもブログも運営していないから、この方法は取れない。
となると、もう地道にツイッター等SNSで宣伝しまくるか、さり気なく2ちゃんやふたば等の巨大掲示板で宣伝活動をするしかないのかもしれないw
あ。ニコ動で、紹介PVとか自作・公開するのも面白い…かもです。

まあ、個人レベルでは毎日地道に好きな漫画のPV数を上げる作業しか意味ないかもですが…。

うん。
全部妄想ですけれどね。
そう簡単にはいかない事は承知しておりますが、そんな事を考えてみちゃうのです。

WEB漫画には雑誌には無い応援するポイントが確かにあって。
PV数。
そこを突くとっておきの手法を思いつければ、応援している漫画の援護射撃が可能なのかもしれませんよね。

最後に、僕の好きな商業WEB漫画を張って終わりにします。

〇コミックダンガン 「ざしきのののの」
面白いですよ、本当に。
正統派ギャグ漫画です。

〇テレビマガジン 「ウルトラマンSTORY 0」
「月刊マガジンZ」の休刊から数年。まだまだ連載されています!!
真船先生の描く、リアルウルトラマン漫画。
(リンクは「講談社こどもクラブ」のトップページです。
「テレビマガジン」をクリックして、左にある「まんが館」から作品を読めます。読めるのは最新2話だけですが)

〇徳間書店文芸局公式サイト 「荒野に獣 慟哭す」
これまた「月刊マガジンZ」(講談社)からの”復活組”。
半年程前に復活している事をたまたま知り、非常に驚きました。

WEBコミックアクション
「つぐもも」がメッチャ好きだったのですが、こちらは新創刊の「月刊アクション」に移籍するそうなので、WEB連載は終了。
他には、「きんぱつへきがん関西版」とか読んでます。

以上です。

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